沈もう!シーリングスタンプ沼
Instagram等のショート動画でおすすめされたのが#シーリングスタンプでした。ワックスが溶ける瞬間の感じやスタンプを捺したときのむにゅっという感じ、スタンプをオープンしたときの柄が出るうれしさについつい夢中になって履歴が#シーリングスタンプだらけになっていました。
そんな私がシーリングスタンプにズブズブと入った記録です。
①シーリングスタンプの材料は100均でだいたい揃う
ある日100円ショップのSeriaのハンドメイドコーナーにてシーリングスタンプ用の炉を見つけました。ネットの記事を頼りに以下のものをスターターセットということで買い集めてみました。(写真を撮っておけばよかったのですが残念ながらありません)
・シーリングスタンプ用炉(プラスチック製)
・シーリングワックス用スプーン(スプーン部が金属・取手が木製)
・シーリングワックス
・ハンドル付きスタンプヘッド
・シリコンマット
・ワックスマドラー
・キャンドル
・コルク製の鍋敷き
楽しいシーリングスタンプ生活が始まったのですが、追加で以下のものを購入しました。
・シーリングスタンプ用モールド
・シリコンスプーン(衛生コーナーで購入)
・ホログラム(ネイルコーナーで購入)
・ペイントマーカー(文具コーナーで購入)
・ウェットティッシュ
・まな板
・水平器
シリコンスプーンは掃除用、Youtuberさんがおすすめしていたので購入したのですがかなり優秀です。また板は作業スペース確保とどうしてもワックスが横に流れてしまうので平面をつくるために購入しました。またシリコンモールドもワックスが流れることが気になったために購入しました。
また、家にあったもので以下のものを使いました。
・はさみ
・カッター
・デザインナイフ
・マスキングテープ
・軍手
・ピンセット
・接着剤
Daiso販売品のシーリングスタンプ用ハンドルはネジ部と木部の接着が甘く何度もつけ直しましたが、結局Seria販売品のハンドル一体型を多用するように成りました。
②うまくいかないというときはワックスを変えてみたら全然違う
100均で手に入れることができるワックスは、
・Seria:110円・50個入
・Daiso:110円・21個入
最初はSeriaから始めたのでSeriaのワックスを使っていたのですが、上記の通り横に流れるという欠点があり気になっていました。たまたまDaisoでシーリングワックスを購入できたので同じようにスタンプしてみたところ流れがかなり軽減。どうも粘度が違うようです。シーリングスタンプ系の動画を発信している方はかなりの熟練した腕をお持ちなので微妙な差も無意識でカバーしていると思うのですが、ガチ初心者の私はDaiso販売品の方が扱いやすかったと感じています。
さらにDaisoのスティックタイプは溶かした後に芯を取り除くという作業が必要ですが、粘度や捺しやすさ、ツヤ感が出る見た目という点で粒タイプより、より初心者向けと感じました。
スティックタイプだと、炉やスプーンも不要になるのでとりあえずシーリングスタンプをしてみたいという方はこちらでも良いと思います。
この後Amazonで
・YALNe'
・Kandar
のワックスを購入したのですが、100均製品より俄然使いが良かったと感じています。また、微妙なサイズの差と、粘度差があるようです。
よくシーリングスタンプの説明書きには「3~5粒使用」との記載があるのですが、同じ柄でもメーカーで微調整が必要に思えます。
また、いろんな方が発信しているのですがSeria販売品は割れやすいという特徴があるようです。Seria販売品の透明ワックスを混ぜると良いという情報もありますが、目視確認が難しいのでうまく混ぜるのが難しいので、割れるとなった場合はメーカーを変えることを検討したほうが沼ドブにならずに済む気がします。
現在4メーカー品・5タイプを比較して同じ色でも微妙な差があることに気が付きました。シーリングワックスのメーカーは数多ありますので、各メーカー品を試して、規定色でもこれぞ私の色という色を見つけ出すという沼もありそうです。
③シーリングスタンプが丸に捺せないとやきもきして試したこと
未だに初心者なのでシーリングスタンプが丸に捺せないのですが、いろいろと試行錯誤したこのを記載します。なにかの参考になればと思います。
・ワックスを変える
上記したように同じようにみえるワックスでも全然違うのでワックスを変えてみるのが早い解決策のように思えます。Daisoのスティックタイプが一番丸に近い形ができました。
・水平をとる
ワックスを流して必ず同一方向に流れていたので目に見えない傾きがあると考えました。そこで水平器を購入しできるだけ水平な状態にワックスを流せる環境を作りました。これだけだと丸にはなりませんでしたがかなり改善されました。
・モールドを使う
Seriaのモールド(3種類展開)を使用することで形を整えることができます。スタンプの形でワックスの量を調整する必要がありますが初心者が丸を作るには一番簡単な方法です。
・スタンプのヘッドの模様を選ぶ
一目惚れして購入したヘッドがあるのですが、ヘッドのエッジ部分にも模様が入っているためにどうしてもそこからワックスが逃げてしまうという現象が発生しました。丸を求める場合はヘッドの模様を考える必要があります。
・ワックスにホログラムを混ぜない
ラメのような粒が小さいものだと問題なかったのですが、ホログラムのような不定形の大きなものが混ぜるとワックスの自然な動きが阻害されるためにキレイに広がりません。ホログラムは上からかけた方が色も楽しめます。
・大理石のスタンプ台を使う
Youtube動画で大理石のスタンプ台だといびつな形にワックスを落としてもスタンプした際きれいな丸になるというものがあったので大理石のスタンプ台を購入しました。かなりきれいな丸に近くなったと思います。
・ワックスを落とす位置を変える
ワックスを落とす位置でも広がり方が違うようです。YALNe'のワックスはKandarのワックスより少し上から落としたほうがきれいな円になるような気がします。
・ワックスの量を変える
ワックスの量は少なめのほうがきれいな丸になる感じです。しかしギリギリの量でタンプするため欠けてしまうというデメリットもあります。
その他方法はあるとは思いますが、人間がつくったものだから正円である必要はないと思ったため丸にこだわることはやめました。そんな軽い気持ちでシーリングスタンプを楽しむようになってから、やや丸に近づいた気がします。要は慣れが一番丸に近いシルエットを作る近道かもしれません。
④シーリングスタンプは危険なのでしょうか?
シーリングスタンプと検索してみたらサジェストに「危険」という語句が出てきます。多くの方が安全に楽しみたいと思っているのでしょう。
ワックス自体の危険性はそこまで無いとは思いますが(家庭の趣味程度だと量が少ないため)私が体験した危険をシェアしたいと思います。
シーリングスタンプ用の炉は火を使うものです
(画像準備中)
Seria販売品のシーリングスタンプの炉(プラスチック製)です。ろうそくの炎が揺らめいてほんの数秒目を離した隙に引火しました。幸いそばにいたのと、コルク製鍋敷きまで燃え移らなかったためすぐ消火できたので大事には至りませんでした。消火用に手元に水を用意していたのですが、その後の大惨事を考えるといざとなったときに水をぶっかけることに躊躇してしまいました。消火用に用意する水はいざとなったときに下の鍋敷きごと沈めれるバケツのようなもので用意していたほうが部屋の大惨事は防げる気がします。シーリングスタンプをおこなう時、煤を防ぐためにろうそくの芯を切るというのが多くの方が語るマニュアルなのですが、芯を切ったろうそくは安定が悪くなるというデメリットが発生します。どのくらい芯を切るのか、長年の経験と勘によるものが多くなるものでしょうが、初心者のうちはほとんど切らないという選択肢を考えておくべきだと思います。
この後、Seria販売品のシーリングスタンプ炉を再度購入し、ろうそくの芯を切らない状態でシーリングスタンプをして楽しんだのですが、炉の一部が溶融していました。耐熱性の事を考えるとSeria販売品の炉は数度楽しんでみる、くらいに留めるべきだと思います。
(画像準備中)
また、こちらの写真はKandar販売品のシーリングスタンプ初心者キットにある木製炉になります。夜寝る前にシーリングスタンプでホッとする時間を過ごし、消火して就寝していたのですが、朝起きるとこの状態でした。推測するに、木製炉の中に炎が飛んでゆっくり燻されながら燃え広がっていたのだと思います。コルク製の鍋敷きを使用していたため火事等にはならず自然鎮火していたのですが、もしも机(木製)に直置きしていたらと思うとゾッとします。この経験を踏まえ、不格好ではありますが、ろうそくの下にシリコンマット、陶器皿、ステンレス皿を重ねて使用するようにしました。
このように、シーリングスタンプは素材の特性上、ろうそく(火種)のまわりにプラスチックや木などの可燃品が置かれやすくなっています。長く安全に楽しみたい方は電気炉や金属炉の購入を早めに考えておくべきだと思います。
初心者は電気炉を使用すると良いと言う方がいらっしゃいます。電気炉だと、上記のような火災原因が起きにくいと思います。また炎のゆらめきが無いために溶融が安定しているような気もします。一方で30分以上の使用は禁止(説明書による)されているため、私は物足りなく感じました。また掃除がしにくいとうデメリットもあります。
その他、スタンプを外す時や、掃除の時に小さな火傷は何度かあります。スタンプを外す時は冷めたかどうかを手で触れて確認するので、思わぬ火傷に繋がりやすいです。
⑤もし小さいお子さんと一緒にシーリングスタンプをやってみたいと思ったら
上記の通り、シーリングスタンプには思わぬ火事の原因がありますので、小さいお子さん(小学生を想定)と一緒に遊びたいという方には「グルーガン」をおすすめしたいと思います。
グルーガンの対象年齢は5歳からです。
ラメタイプや蓄光タイプなどワックスにないニュアンスのグルースティックも多々あります。グルーガンでステックを溶融させてスタンプを捺すことで火を使わないシーリングスタンプを楽しめるでしょう。
また、透明タイプのワックスは非常に溶けにくい性質があります。透明のステックタイプも販売されているため透明カラーで楽しみたい方はグルーガンも併せて使用することで作れる作品の幅も広がることでしょう。
⑥沼を沼と認識して華麗に泳ぎたい
お手軽な#シーリングスタンプ沼ですが、いろいろと楽しめる要素がたくさんあります。同じ柄のスタンプでも色が違うだけでニュアンスが異なります。色の組み合わせも無限で、マーブリングの状態も一度として同じものはできません。溶融させるワックスもメーカーによって色味が異なります。セパレートシーリングや上からラメを振りかけるスタンプとなると組み合わせは無限です。残ったワックスの再利用もまた一つ楽しめる要素でもあります。
ただろうそくが揺らめいているのを見るのに癒やされるという楽しみ方もあるでしょう。
ひとくちにシーリングスタンプといっても楽しみ方はそれぞれです。楽しいシーリングスタンプ沼、この記事をきっかけに沼を沼としてともに楽しんでもらえたらうれしいです。
⑦参考サイト
https://note.com/moccha192/n/n86bd2da40982
https://www.youtube.com/@handmadekabo
その他Instagramで#シーリングスタンプ・#シーリングワックス・#waxseal・#waxsealstamp・#waxseals・ #waxstamp・#sealingwax・#sealingstamp・#封蝋 ・#火漆タグにお世話になりました。
シーリングスタンプについて色々と発信してくださる皆様に感謝します。
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